赤ちゃんにおやつをあげるのはいつから?時期や注意点など詳しく解説

赤ちゃんのおやつはいつからあげるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。赤ちゃんは大きくなるにつれて、離乳食やミルクのみで1日に必要なエネルギーを補うことが難しくなります。赤ちゃんにとって栄養のあるおやつは、成長に欠かせない重要な役割を担っているのです。食べる目的をしっかり理解して、赤ちゃんの成長に最適なおやつを選びましょう。
この記事では、赤ちゃんにおやつをあげる適切な時期や目的、与えるときの注意点などを詳しく解説します。
この記事を読むための時間:3分
赤ちゃんのおやつはいつから必要?
おやつが必要となるのは「1歳前後」からです。離乳食の3回食に慣れてきた頃を目安として与えるのが良いでしょう。1歳未満の赤ちゃんは母乳やミルク、離乳食から十分な栄養を摂ることができるため、おやつをあげなくても問題ないといわれています。年齢はあくまでも目安ですので、母乳やミルクの量が減ってきたタイミングで1日2回程度のおやつを与えるといいでしょう。
赤ちゃんのおやつの目的とは
赤ちゃんのおやつは、栄養補給を目的とした第4の食事といわれています。また、エネルギー補給以外にも、食べる楽しさを覚えたり親子のコミュニケーションを取ったりする、大切な時間でもあります。おやつは離乳食よりも短時間で気軽に食べられるため、赤ちゃんもリラックスしながら食べる楽しさを体感できるでしょう。
また、手づかみ食べの練習にもなるので、赤ちゃんにとっておやつは必要な食育の一部といえます。手指の運動機能を高めるためにも、つかみやすい形で提供しましょう。
赤ちゃんにおやつをあげるときの注意点
赤ちゃんにおやつをあげるときは、以下の点に注意しましょう。
- 月齢に合ったものを選ぶ
- 飲み物も一緒に用意する
- 椅子や抱っこで座らせて食べる
- 食べ過ぎないよう適量を与える
それぞれ詳しく解説します。
月齢に合ったものを選ぶ
赤ちゃんのおやつは、月齢に合ったものを選ぶようにします。口腔機能が未熟な時期に、上手く飲み込めないものや咀嚼が難しいものを与えるのは危険です。また、味付けの濃い食べ物を与えていると味覚が慣れてしまい、薄味のものを食べなくなってしまいます。特に初めて口にする食べ物は安全面や健康を考え、食べる様子を見ながら少しずつ食べさせましょう。
飲み物も一緒に用意する
赤ちゃんのおやつには、飲み物を一緒に用意しておきましょう。水や麦茶が適していますが、アレルギーがなければ1歳以降は牛乳で栄養補給するのもおすすめです。また、甘いジュースや乳酸菌飲料などは、虫歯になる可能性が高いのでなるべく避けるようにするといいでしょう。
椅子や抱っこで座らせて食べる
おやつを食べるときは、椅子や抱っこで座らせた状態にします。横になっているときやおんぶの不安定な姿勢では、食べ物を喉に詰まらせてしまう可能性があるため危険です。また、食事のマナーとして、座って食べることを覚えさせるのも大切な食育といえます。
食べ過ぎないよう適量を与える
赤ちゃんのおやつの適量は、1回につき100~150kcalが目安です。おやつを食べ過ぎると離乳食を口にしなくなる場合があるので、食事を中心に考えておやつの量を調節してください。赤ちゃんは食べ物を目の前にするといつまでも食べてしまうことが多いため、与える時間や量を決めておやつを楽しめるようにしましょう。
おやつの時間を親子で楽しもう
赤ちゃんのおやつは、母乳やミルクの量が減ってくる1歳前後を目安として与えます。おやつを与える目的は、1日に必要な栄養補給と食べる楽しさを覚えることです。親子で楽しみながら過ごすと赤ちゃんも安心して食事ができるので、健やかな成長につながります。食べる様子を見ながら徐々におやつの範囲を広げていきましょう。