米粉パンの特徴!小麦粉との違いやメリット・デメリットを解説

近年は、小麦粉アレルギーの人も食べられる「米粉パン」が人気ですよね。ダイエットや健康にも良いと言われており、ますます注目度は高まっています。しかし米粉パンはどういうものなのか、よく知らない人も多いでしょう。そこでこの記事では、米粉パンの特徴について、メリット・デメリットを交えて解説します。
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米粉パンとは?
米粉パンとは、お米を細かく砕いた「米粉」で作られたパンです。米粉には、うるち米を原料にした上新粉やもち米を原料にした白玉粉などがあり、元々は大福などの和菓子に多く使われていました。
近年は、小麦粉アレルギーの人でも食べられるよう、米粉でパンやお菓子を作ることも多く、弾力のあるもっちりとした味わいは、噛むとお米の甘みを感じるのが特徴です。揚げ物などの料理にも使用でき、片栗粉やコーンスターチの代用品にもなるのでご家庭にあると便利でしょう。
米粉パンの特徴
米粉パンの特徴は、以下の5つです。
- 小麦粉アレルギーの人も食べられる
- 良質なタンパク質を作れる
- 腹持ちが良い
- 小麦粉パンと比べて糖質が高い
- 商品数が少ない
それぞれについて解説します。
小麦粉アレルギーの人も食べられる
小麦粉には、弾力や粘着成分である「グルテン」が含まれており、人によってはアレルギー症状を引き起こす可能性があります。米粉にはグルテンが含まれていないので、パンやケーキにすると小麦粉アレルギーの人でも安心して食べられます。
しかし、米粉パンの中には小麦粉を含む商品もあるため、購入の際は注意しなくてはいけません。また原材料に含まれていない場合でも、小麦粉を含む製品と同じ工場で製造している可能性があるので、購入の際はパッケージをよく読みましょう。
良質なタンパク質を作れる
米粉パンは、小麦粉パンに比べて「アミノ酸スコア」が高い食品です。アミノ酸スコアとは、食品に含まれている必須アミノ酸のバランスを数値化したもので、高ければ高いほどアミノ酸が豊富に含まれています。アミノ酸はタンパク質を作るのに必要な栄養素なので、米粉パンを食べると体の中で良質なタンパク質を作るサポートをしてくれるでしょう。
腹持ちが良い
米粉パンは、小麦粉パンよりも水分量が多くもっちりしているため、腹持ちが良いです。また、弾力のあるもっちりとした食感は、食べる時に咀嚼数が増えるので、満腹中枢を刺激して食べ過ぎ防止にもなります。ダイエット中の人は食事に取り入れるとお腹が空きにくくなり、間食予防になるでしょう。
小麦粉パンと比べて糖質が高い
お米とパンを比べると、お米の方が糖質が高いため、米粉パンも小麦粉パンより糖質が高いです。普通に食べる分には糖質の過剰摂取にはなりませんが、食べ過ぎるのは良くありません。また、糖質制限ダイエットをしている人も控えた方が良いでしょう。
商品数が少ない
米粉パンは、お店での商品数が少ないです。スーパーではほとんどの商品が小麦粉パンとなり、米粉パンを販売していない場合もあります。パン屋でも小麦粉パンの方が圧倒的に種類が多いので、好みの種類が見つからない場合もあるでしょう。近所に米粉パンが売っていない時は、インターネットでも購入できるので調べてみてください。
米粉パンの特徴を理解して食卓に取り入れましょう
米粉パンとは、お米を細かく砕いた「米粉」で作ったパンです。グルテンが含まれていないため小麦粉アレルギーの人でも食べることができ、タンパク質の生成をサポートする効果や腹持ちが良く間食予防にもなります。
しかし、小麦粉パンに比べると糖質が高く、糖質制限ダイエットに向かないことや商品数が少なく購入しにくいのがデメリットです。食卓に取り入れる際は、米粉パンの特徴やメリット・デメリットを理解しましょう。